子供の夜尿症と発育の関係


子供の夜尿症と発育との関係

子供の夜尿症は、夜に限られていて他の疾患との合併の可能性がない限りは、「中枢神経系の発達遅延」が主な原因と考えられています。

 

「中枢神経系の発達遅延」の影響は、夜尿症以外にも現れ、いずれも成長とともに治癒していくと考えられています。

 

中枢神経系とは?

中枢神経系とは、脳と脊髄を含み運動を制御する働きをしています。夜尿症の原因である覚醒障害やバゾプレッシン(抗利尿ホルモン)の分泌異常は、脳の機能が低下しているために起こります。

 

言語の発達に遅れ?

中枢神経系の発達遅延の代表例として、言語の発達の遅れが挙げられます。そういった子供は、夜尿症である確率も高いといいます。

 

身長が低い?

また、同じく身体の成長への影響もあります。脳下垂体後葉と脳下垂体前葉の機能低下はよく同時に見られます。

 

前者は夜尿症の原因である“バゾプレッシン(抗利尿ホルモン)”の分泌調整、後者は身体を成長させる“成長ホルモン”の分泌調整をする機能を持っていて、それが同時に低下するので、夜尿症児は低身長児であることが多いのです。

 

生活習慣の見直しをしよう!

これらの現象は、成長とともに改善されていくことですから、焦らせたり叱ったりしてはいけません。またガンなどの病気と違い、早期発見・早期治療は必要なく、むしろゆっくり様子を見てあげることが大切です。夕方以降の水分摂取への注意や寝る前のトイレの習慣をつけさせてあげてください。

 

しかしながら、改善までには個人差があり、宿泊研修などの行事の際には気になることも出てくると思います。そういった場合には、病院で適切な対処の指導を受けることで不安を取り除いてあげましょう。